財務研究グループ

研究会等名称(設置地区) 財務研究グループ
(東日本地区)
活動目的 学校法人の会計制度・財務構造・財務戦略にテーマを絞って、より具体的・実践的に研究活動をすすめ、実際に研究成果をアウトプットしていくことを目指しています。
参加資格・条件 学校法人の会計制度・財政構造・財務戦略等について問題意識を持っている方で,次のいずれかに該当し、年1回は定例研究会で研究発表、もしくはレポート発表する意欲のある方
(1) 学校法人会計基準もしくは他の会計制度(企業会計、税務会計、公益法人会計、諸外国の会計制度等)に関して知識を有する方、又は関心のある方。
(2) 管理会計(原価計算等)について知識を有する方、又は関心のある方。
(3) 資産運用について知識や実務経験を有する方、又は関心のある方。
(4) その他学校法人の財務研究に関して見識を有する方、又は関心のある方。
活動状況 研究会News アーカイブ
(1)開催ペース(毎月1回、第何曜日など) 毎月第3木曜日18時半から
(2)主たる開催場所 日本大学会館9階会議室
(3)主な活動経過 最近1年間の活動状況
第82回 2009年10月15日
『学校法人会計における資金収支計算書の意義とキャッシュフローの必要性について』他
第83回 2009年11月19日
『学校法人会計入門の執筆項目と分担について』
第84回 2009年12月17日
『学校法人会計入門の執筆事項について』
第85回 2010年1月21日
『学校法人会計入門の執筆事項について』
第86回 2010年2月18日
『学校法人会計入門の執筆事項について』
第87回 2010年3月18日
『学校法人会計入門について』
第88回 2010年5月20日
『学校法人会計の課題と問題点』
第89回 2010年6月17日
『学校法人会計の課題と問題点』
第90回 2010年7月15日
『学校法人会計の課題と問題点』
(4)現在の活動状況・研究テーマ等 現在、『学校法人の永続維持を保証する会計基準のあり方の提言-アカウンタビリティと経営評価を実現する学校法人会計基準のあり方-』をテーマに活動している。学校法人会計基準に基づく会計情報や財務諸表を経営判断情報としてどのように活用できるのか、その可能性を考察するために、学校法人会計基準の問題点を抽出したうえで、今後の学校法人会計基準がどうあるべきかについて検討を行う。
その他
代表者 國學院大學 財務部
杉﨑 正彦(すぎさき まさひこ)
電話番号 03-5466-0115
sugisaki(at)kokugakuin.ac.jp



◎第88回研究会
日 時:2010年5月20日(木)18:30~20:00
場 所:日本大学会館
内 容:学校法人会計の課題や問題点

◎第89回研究会
日 時:2010年6月17日(木)18:30~20:00
場 所:日本大学会館
内 容:学校法人会計の課題や問題点

◎第90回研究会
日 時:2010年7月15日(木)18:30~20:00
場 所:日本大学会館
内 容:学校法人会計の課題や問題点


2001年の発足以来、財務研究グループは「学校法人会計基準改正の提言」をテーマとして研究を重ねてきた。この間、学校法人経営を取り巻く環境は激しく変化している。2005年には私立学校法が一部改正されるとともに、学校法人会計基準も一部改正された。これにより、学校法人が社会状況の変化に適切に対応し、諸課題に主体的・機動的に対応していくことや、積極的な情報開示により説明責任を果たすことについて制度上の整備がなされた。今後、学校法人には、社会の要請に応えるべく自主的・自律的な運営を行い、社会的責任を果たしていくことがますます求められている。

こうした環境の変化をふまえて、財務研究グループではこれまでの研究内容を総括するとともに、「学校法人会計基準改正の提言」というこれまでのテーマを引き継ぎ、さらに発展させて、「学校法人の永続維持を保証する会計のあり方の提言」をテーマとして掲げている。具体的には、今後の学校法人に求められている主体的・機動的な経営判断と、説明責任を果たすことに資する会計基準のあり方を研究していく。

2008年はフェーズ1として、学校法人会計を取り巻く動向の整理を行い、主として会計基準の国際的な収斂(コンバージェンス)について取り上げ、学校法人会計と企業会計の仕組みの違いを整理した上で、国際会計基準における会計処理の考え方と、学校法人会計における会計処理の考え方について考察した。

あわせて、企業会計以外の国内における会計基準の動向、とりわけ、公益法人会計基準や国立大学法人会計基準についてもその内容を検討した。
2009年はフェーズ2として、学校法人会計基準に関する諸課題の整理を行い、学校法人会計の基本的な考え方を確認したうえで、学校法人の永続維持という観点から、学校法人会計がどのような考え方で構築されているかをまとめた。

その上で、これまでの学校法人会計基準改正の動向や、私学関連団体等がとりまとめている、学校法人会計に関する各種提言の内容を検討し、近年学校法人会計に対する課題として認識されている傾向を整理し、これらのことから、学校法人会計の今後のあり方について検討をしてきた。

2010年フェーズ3で、学校法人会計基準に基づく会計情報や財務諸表を経営判断情報としてどのように活用できるのか、その可能性を考察するために、学校法人会計基準の問題点を抽出したうえで、今後の学校法人会計基準がどうあるべきかについて検討を行い、これらの学校法人会計の諸課題を踏まえ、学校法人会計に精通していない理事者や財務・経理部門へ異動してきた職員向けのハンドブックとして「学校法人会計入門」の作成を行っている。

【ご興味のある方はお気軽にご参加ください。】
連絡先:杉崎 正彦(リーダー・國學院大學)

以上

(國學院大學 杉崎 正彦)