2014年度第4回近畿地区研究会・第14回女子大学研究会の開催について
この度、大学行政管理学会(JUAM)会長の新藤豊久氏をお招きし、近畿地区研究会と女子大学研究会の合同研究会を開催することとなりましたのでご案内申し上げます。
今回の研究会では、新藤氏の基調講演「女性の役割と女子大学の使命―ネットワークとチームワークの力―」をもとに、みなさまと一緒に男女共同参画社会を推進するための「大学におけるマネジメントの形成」について考えたいと思います。
新藤氏は、女子美術大学に入職後、就職課長、教務課長等を経て、教育研究事業部長、財務部長、法人本部長、法人参与等を歴任されており、その永年のご経験から女子大学における学生のチームマネジメントの実践モデルをご提示いただき、社会の現状と女子大学の使命、女性のネットワークやチームワークの力量形成等について語っていただきます(要旨は、案内文の文末に掲載)。
続くグループディスカッションでは、新藤氏の講演をヒントに、真の男女共同参画社会形成のために、大学がJUAM全体(或いは近畿地区)を通してどのような取り組みができるのか、共学大学・女子大学における女性のチームマネジメントの活用方法について議論したいと思います。
今秋には、関西大学でJUAM定期総会・研究集会が開催されます。研究会では、参加者の皆さまからの総会への期待やご要望などもお聞きできればと考えております。年度末のお忙しい時期ではありますが、会員・非会員とも奮ってご参加ください。
<新藤氏基調講演要旨>
男女共学という教育の概念の下では、身体差は別に置くとしても、教育の方法として大きく男女の差はないとする。それにもかかわらず、社会における女性の役割と女性の視線や感性の重要性が、教育の世界から社会に向けて理解を得られず、特に企業社会では一向に反映されていない。
また、実務家として、私達が行動する際の手段、ツール(道具)とするのは、マネジメントの概念であり、この考え方を深化させることであると捉えている。この考え方を身につける必要性において男女の差異は全くない。しかしながら、社会に出て特に産業社会の「働く」場に入ると、管理職昇格等において男女の格差に遭遇するのが我が国の社会の特徴である。具体的に「2013年度雇用均等基本調査」(厚生労働省)に拠れば、民間企業では課長級以上の女性の割合は6.6%、国家公務員では3.3%であり、依然として低い。身体的差異や社会で求められる女性の役割、殊に企業、行政府等の「働く」場での役割は、女性に対し不利な状態にある。
このような状況のなかで、女子大学の使命は、女性への教育を通して、女性の自立と社会参画を推進すると共に、社会的リーダシップの発揮と、海外を含む社会への進出の実行を支援することにある。そして女子大学の役割は、女性の特性を擁護し、より一層伸展できる拠点になることである。さらに、女性の社会的地位が、真の意味で男性と同等になる日まで、女子大学の必要性とその存在意義はなくならない。
今回、このような認識の展開と併せて、女性のネットワークとチームワークの力量の形成、及びその発揮について、女子大学での事例をもとに考えてゆきたい。その上で、女子大学での学生のチームマネジメントのモデルを、自分自身の実践体験から幾つか提案し、実際のマネジメントの「場」の形成等について、皆様と一緒に、考える機会とさせて頂きたい。
今回の研究会では、新藤氏の基調講演「女性の役割と女子大学の使命―ネットワークとチームワークの力―」をもとに、みなさまと一緒に男女共同参画社会を推進するための「大学におけるマネジメントの形成」について考えたいと思います。
新藤氏は、女子美術大学に入職後、就職課長、教務課長等を経て、教育研究事業部長、財務部長、法人本部長、法人参与等を歴任されており、その永年のご経験から女子大学における学生のチームマネジメントの実践モデルをご提示いただき、社会の現状と女子大学の使命、女性のネットワークやチームワークの力量形成等について語っていただきます(要旨は、案内文の文末に掲載)。
続くグループディスカッションでは、新藤氏の講演をヒントに、真の男女共同参画社会形成のために、大学がJUAM全体(或いは近畿地区)を通してどのような取り組みができるのか、共学大学・女子大学における女性のチームマネジメントの活用方法について議論したいと思います。
今秋には、関西大学でJUAM定期総会・研究集会が開催されます。研究会では、参加者の皆さまからの総会への期待やご要望などもお聞きできればと考えております。年度末のお忙しい時期ではありますが、会員・非会員とも奮ってご参加ください。
<新藤氏基調講演要旨>
男女共学という教育の概念の下では、身体差は別に置くとしても、教育の方法として大きく男女の差はないとする。それにもかかわらず、社会における女性の役割と女性の視線や感性の重要性が、教育の世界から社会に向けて理解を得られず、特に企業社会では一向に反映されていない。
また、実務家として、私達が行動する際の手段、ツール(道具)とするのは、マネジメントの概念であり、この考え方を深化させることであると捉えている。この考え方を身につける必要性において男女の差異は全くない。しかしながら、社会に出て特に産業社会の「働く」場に入ると、管理職昇格等において男女の格差に遭遇するのが我が国の社会の特徴である。具体的に「2013年度雇用均等基本調査」(厚生労働省)に拠れば、民間企業では課長級以上の女性の割合は6.6%、国家公務員では3.3%であり、依然として低い。身体的差異や社会で求められる女性の役割、殊に企業、行政府等の「働く」場での役割は、女性に対し不利な状態にある。
このような状況のなかで、女子大学の使命は、女性への教育を通して、女性の自立と社会参画を推進すると共に、社会的リーダシップの発揮と、海外を含む社会への進出の実行を支援することにある。そして女子大学の役割は、女性の特性を擁護し、より一層伸展できる拠点になることである。さらに、女性の社会的地位が、真の意味で男性と同等になる日まで、女子大学の必要性とその存在意義はなくならない。
今回、このような認識の展開と併せて、女性のネットワークとチームワークの力量の形成、及びその発揮について、女子大学での事例をもとに考えてゆきたい。その上で、女子大学での学生のチームマネジメントのモデルを、自分自身の実践体験から幾つか提案し、実際のマネジメントの「場」の形成等について、皆様と一緒に、考える機会とさせて頂きたい。
記
- ◆開催日
- 2015年03月08日
- ◆時間
- 13:30~17:30
- ◆会場
- 京都ノートルダム女子大学 ユージニア館内
〒606-0847 京都市左京区下鴨南野々神町1番地
http://www.notredame.ac.jp/accessmap.html - ◆内容
- ※研究会当日、希望者の方には、ユージニア館(2014年4月竣工)を見学していただけます。希望される方は、事前申し込みの上、12:50までに受付にお越しください。
13:00~ 受付開始
13:30 開会
13:40~ 基調講演「女性の役割と女子大学の使命―ネットワークとチームワークの力―」
新藤 豊久氏(女子美術大学、JUAM会長)
(質疑応答)
15:10~ 休憩
15:20~ グループディスカッション
テーマ:「男女共同参画の推進をめざして
~女子学生のチームマネジメントに学ぶ~」
17:30 閉会
18:00~20:00懇親会(4,500円)※北山駅周辺を予定 - ◆申込み方法
- 参加ご希望の方は、以下の項目を2月27日(金)までにメールでお申込みください。
➀大学名 ➁所属・役職名 ➂氏名 ➃見学会参加の有無、⑤懇親会の出欠
⑥JUAM会員・非会員、➅当日の連絡先(緊急時にのみ連絡させていただきます) - ◆申込み先
- 京都産業大学 林 秀美
メールアドレス:hidemi(a)star.kyoto-su.ac.jp
(a)を@に置き換えてください。
◆主催者
近畿地区研究会・女子大学研究会
世話人代表 私市 佐代美(武庫川女子大学)
近畿地区研究会
世話人 林 秀美(京都産業大学)
女子大学研究会
サブリーダー 竹山 優子(筑紫女学園大学)
近畿地区研究会・女子大学研究会
世話人代表 私市 佐代美(武庫川女子大学)
近畿地区研究会
世話人 林 秀美(京都産業大学)
女子大学研究会
サブリーダー 竹山 優子(筑紫女学園大学)