2021年度定期総会・研究集会を終えて

会場校実行委員長 神戸学院大学 山木 暢

 2021年度の定期総会・研究集会は9月4日(土)・5日(日)の2日間にわたり、神戸学院大学ポートアイランド第1キャンパスを会場として開催されました。今年度は例年とは異なり、新型コロナウイルス感染症防止のため、定期総会と研究集会の基調講演が対面・オンライン併用のハイブリッド方式で、他のプログラムはオンライン方式で行われました。
 例年、「定期総会・研究集会を終えて」という題名で事務局だよりに会場校からのメッセージが掲載され、その中には参加者の皆さんの様子が書かれているのですが、今年度は開催直前の8月20日に緊急事態宣言が発出されたことから、対面での参加者は役員、会場校関係者等に限られ、その他の多くの方々はオンライン参加となり、ご参加の様子を拝見することはできませんでした。2019年度の定期総会・研究集会閉会式では、本学から見える港町神戸の夜景の写真を使って、会場校の紹介をしたのですが、実際にご覧いただけなかったことは残念でなりません。
 しかしながら、現在のような状況下でなければ、「問われる大学職員の変革 -ポストコロナ時代をどのように生き抜くか-」という、今、大学職員の誰もが直面している課題がテーマとされたり、オンライン方式という新たな取り組みが行われたりすることもありませんでした。そういった意味では意義深い定期総会・研究集会であったといえるのではないでしょうか。このような定期総会・研究集会の会場校となったことは、私自身、非常に光栄に感じております。次年度の成蹊大学様での定期総会・研究集会もさらに意義深いものとなることを祈念しております。
 この原稿を作成するにあたり、オンラインを活用した定期総会・研究集会会場校としての苦労を書いて欲しいとのご依頼をいただきました。強いて言えば開催準備のための打ち合わせがオンラインのみとなり、事前に三役、事務局、研究・研修委員会等関係者の方々に会場をご覧いただけず、不安であったこと、ワークショップなどオンラインのみで実施されているプログラムが順調に進行しているのかが分からず不安であったことなどが挙げられます。しかしながら、これらの不安は関係者のご尽力により払拭されました。特に多くのプログラムの運営をされた研究・研修委員会のみなさんのご苦労は並大抵ではなかったと推察しております。
 最後になりましたが、会場校を引継ぎいただきました実践女子大学様、事務局校の皆様、研究・研修委員会の皆様、市ヶ谷オフィスの皆様には大変お世話になりました。関係者の皆様に深く御礼申し上げます。

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