(関東地区研究会)2020年度 第3回 関東地区研究会 開催報告

■テーマ: 学校法人常務理事対談:「職員として大学経営に携わって」
■開催日時:2021年3月13日(土)13時50分~16時15分
        オンラインでのライブ開催
■共催:中部・北陸地区研究会
■参加人数:申込者計108名(会員 68名 63.0%、非会員 40名 37.0%)
   当日参加者及び「申込者中の出席率」 88名、81.5%
             (会員 57名 83.8%、非会員 31名 77.5%)
   申込者地域別内訳(カッコ内は対面形式との比較のため、コロナ禍前の  
   2019年度第3回同研究会の参考値:津田塾大学千駄ヶ谷キャンパスで開催)
   関東 59名 54.6%(82.2%)、近畿 18名 16.7%(8.9%)、
   中部・北陸 12名 11.1%(2.2%)、北関東・信越 5名4.6%(2.2%)、
   中国・四国 4名 3.7%(参加無)、東北 4名 3.7%(参加無)、
   九州・沖縄 3名 2.8%(参加無)、北海道 2名 1.9%(2.2%)
   韓国 1名 1.0%(2.2%)
■概要
1. 開催経緯と実施概要
(開催の経緯)関東地区研究会では、コロナ禍での活動として早い時期からオンラインでの研究会実施に取り組み、研究会を3度実施、そして2020年9月のJUAMオンラインによる研究実践交流会でワークショップも主催した。その間、全国の地区研究会との共催を行い、研究会間の交流にも努めてきた。今回の研究会も中部・北陸地区研究会との共催となり、活動交流の範囲を拡げることができた。更に、今回はJUAM会長、両副会長がそれぞれ登壇し、執行部との協力を得たうえでの研究会実施であったとも言える。

今回は、これまで大学行政管理学会で活躍されてきた学校法人のトップリーダーとして中核を担う職員出身の現職の常務理事を迎え対談を実施した。コロナ禍を迎えた大学、そして今後の職員の活躍に向けてその経験を語って頂くという趣旨であった。今後の大学職員に向けた役割・能力など期待を込めたメッセージから、参加者が今後へのヒントを受け取ることで、学びの実践・発展の場にすることを目的にこの研修会を企画した。

◆プログラム内容及び発表者
<プログラム>
I.はじめに- 本研究会の意義と期待:金田淳一(JUAM会長・法政大学)

II. 学校法人常務理事対談-「職員として大学経営に携わって」
【登壇者】
学校法人法政大学 常務理事 近藤清之(JUAM会員)
学校法人愛知大学 常務理事・事務局長 近藤智彦(JUAM副会長)
進行役:成蹊大学 高橋章建 教務部長(JUAM副会長)

III.質疑応答(全体)・グループに分かれ意見交換・感想の共有

IV.全体討議

V.終わりに- 中部・北陸地区研究会より:稲垣代表(南山大学)

2.実施状況
(研究会概要)
まず、各登壇者より講演をいただいた。現在の役職、役割が紹介され、そのうえでこれまで経験してきた様々な取り組みが紹介された。話題は、大学を越えてのネットワーク形成、教職協働へ向けての取り組み、職場の意識改革など多岐にわたった。また、自らのキャリア経験を踏まえ、今後の大学職員に期待することが披瀝された。また、両名の講演後には、進行役によるファシリテーションで、常務理事の職務に関すること、キャリア形成に関することなどについて更に議論を深めつつ、参加者からの質問を基に話題を拡げた。また途中に、グループ別の意見交換の時間を設け、オンライン研修会では困難な、所属機関を越えたネットワーク形成に寄与する機会とすることができた。

事後アンケートには、「JUAMがご自身の活動にどれだけ影響があったか、という内容は大変良い話であると思います。」「他大学の事例で知見を広げること交流を深めることの重要性を改めて感じました。」といった声が寄せられている。
また、申込者地域別内訳に示したように、コロナ禍前の2020年1月11日最後に開催した対面形式研究会との比較で見ると、オンラインの特性を活かし、関東地区のみならず全国各地及び海外からの参加者があり、移動の時間や距離の制約を越えて参加できることの声も前回までのオンライン研究会同様に多く届いている。
今後も、関東地区研究会では、高等教育を支える実務者としての視点と大学経営という大きな視点の両方に焦点をあてたテーマで、研究交流を展開していきたいと考えている。

■関東地区研究会:世話人代表/学習院大学 宮澤文玄
         投稿者/成蹊大学 松尾隆、國學院大學 石山昭彦

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