2020年度 北海道地区研究会、北関東・信越地区研究会 第1回合同オンライン研究会 実施報告

■投稿者

西村英世・高崎健康福祉大学(北関東・信越地区研究会世話人)

■テーマ

「地方大学におけるコロナ禍での対応事例紹介 ~手探りの中うまれた対応と収束期に向けた準備~」

■開催日時

2021(令和3)年2月13日(土)14:00~17:30(情報交換会含む)

■開催場所

オンライン(zoom)

■参加人数97名(内会員 47名)

北海道地区 20、東北地区 1、北関東・信越地区 20、関東地区 23、中部・北陸地区 6、近畿地区 14、中国・四国地区 5、九州・沖縄地区 1、会社 7

■内容(事例報告)

共愛学園前橋国際大学 学長 大森昭生氏

■内容(パネルディスカッション)

登壇者:大森 昭生 氏(共愛学園前橋国際大学 学長)

    鈴木 峰子 氏(北星学園大学 社会連携課長 北海道地区研究会)

    西村 英世 氏(高崎健康福祉大学 教学部次長 北関東・信越地区研究会)

進 行:青木 加奈子 氏(新島学園短期大学 事務長)

■概要

 2021(令和3)年2月13日(土)14:00より、北海道地区研究会と北関東・信越地区研究会 2020年度第1回合同オンライン研究会を行いました。申込者は97名、合同オンライン研究会とは言え、双方の研究会にとって最も多い参加申込者数でした。

 当日は共愛学園前橋国際大学の大森昭生学長より勤務校の事例紹介をいただきました。コロナ禍において、学長としてどのように対応したのか、学生の学びのために取り組んだ点など紹介していただき、学長としての本音など明かしていただきました。学生諸氏が自発的に行動し、学費減免に関する署名活動を行った点については、学長として学生の行動を評価し、そのうえで学費の事情を丁寧に説明された返事を交わされました。大学と学生の深い信頼関係が築かれたエピソードであったと思います。最後に本音として、「朝令暮改でも評価してもらいたい」、「皆忙しそうだから頼みづらい。『私がやります!』と言ってほしい」、「課題を提案するのもいいけれど、ソリューションの案もセットでほしい」とのお話があり、参加者は大学経営者の悩みが聞けたとあって大変満足されているようでした。

 その後、北星学園大学の鈴木氏、高崎健康福祉大学の西村氏の事例紹介ののち、新島学園短期大学の青木氏の進行でパネルディスカッションが行われました。北星学園大学の鈴木氏からは大学内の対応、特にセクションを跨いだプロジェクトチームによるオンライン授業のアシストの説明があり、参加者からは大変良い取り組みであるとの声がありました。高崎健康福祉大学の西村氏からは医療系資格取得を目的としている大学でもあることから、学外実習と学内での授業参加のために学生に検温結果と体調の報告をする仕組みを作り、その結果を基に入構や学外実習参加の許可を出す仕組みについて説明がありました。

 パネルディスカッションでは事前にいただいた質問、当日チャットでいただいた質問を含め、青木氏の采配で大森学長を含めた3名に確認し、まとめていただきました。

 最後に参加希望者による情報交換会が行われ、無事に合同オンライン研究会は終了いたしました。ご参加いただきました皆様、ご登壇いただきました方々、運営準備にかかわった皆様、お疲れさまでした。

■研究会

北海道地区研究会 世話人

 西向 仁史(北海道医療大学)

 桐山 城太郎(北星学園大学)

 浅井 太一(学校法人 酪農学園)

 鈴木 峰子(北星学園大学)

 菅 昌弘(酪農学園大学)

北関東・信越地区研究会 世話人

 青木 加奈子(新島学園短期大学)

 笠原 哲也(高崎健康福祉大学)

 外丸 利行(学校法人 共愛学園)

 西村 英世(高崎健康福祉大学)

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