大学行政管理学会主催・工学院大学共催「少子化という社会課題に向き合う大学とは」が開催されました

10月19日、大学行政管理学会主催・工学院大学共催の「少子化という社会課題に向き合う大学とは」が、工学院大学(東京都)およびオンラインにて開催されました。

第1部では、文部科学省高等教育局大学教育・入試課長の石橋 晶 氏によるご講演が行われました。講演では、高等教育に対する問題意識として、「学修者本位」「脱・偏差値」「文理横断・統合知」「多様性・柔軟性・流動性」「生涯学び続ける」という5つのキーワードに沿って、豊富なデータを用いて説明がなされました。講演の終盤には、これからの高等教育に対する問題意識として、大きなキーワードとしての「連携」と、「教育のバトン」「未来創造」「社会基盤(地方創生)」の3つをご提示されました。

第2部では、石橋氏に加え、JUAM副会長の村山 孝道 氏(京都文教学園)、JUAM会員の鈴木 峰子 氏(北星学園大学)、外丸 利行 氏(共愛学園前橋国際大学)が登壇。まず、鈴木氏と外丸氏による各地区および各大学設置県についての情報提供が行われ、その後、村山氏がファシリテーターとなり、3名によるパネルディスカッションが実施されました。3つの論点に基づき意見交換が行われ、石橋氏からは「こうして皆さんと議論できることが高等教育の希望。各大学の1つひとつの取組は小さくとも、それが同時多発的で行われることで、高等教育が社会の基盤だと感じてもらえるようになる」と、職員へ期待を込めたエールが送られ、盛大な拍手で閉会しました。

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