2021年12月、中央教育審議会大学分科会は、「これからの時代の地域における大学の在り方について-地方の活性化と地域の中核となる大学の実現-」(審議まとめ)を公表しました。これに先立ち、2020年12月には、内閣官房において「地方創生に資する魅力ある地方大学の実現に向けた検討会議 取りまとめ」が出されており、地域(地方)と大学のかかわりを表題に掲げての発信が続いています。
地方をめぐる状況がますます厳しさを増すなか、大学を拠点に地域を活性化しようとする動きが強まっています。「審議まとめ」では、「地域の中核となる大学」として、「我が国社会全体の変革の駆動力」になることが期待されていますが、定員未充足の大学の増加に触れ、地域の大学の衰退は地域の成長の駆動力を失わせることにつながりかねないと述べています。地域にとっての大学の必要性を述べると同時に、地方大学は、「課題の最前線」である地域にあって「地方創生」から始まる地域社会・経済の活性化をより強く意識し、地方自治体と、また大学同士の連携強化によって生き残ることができると読むこともできます。(「審議まとめ」では、「地域」と「地方」が使い分けられていますが、地方にある大学にとっては「地域」=「地方」と捉えられるでしょう。)
今回の研究会では、その「地域(地方)と大学」をテーマに、同じ県内に立地する3大学の学長による鼎談を企画しました。設置母体や学部構成の異なる3大学の学長にお集まりいただき、学長という立場から、また、これまでのご経験を踏まえた個人の立場からのお考えをうかがえると期待しています。
地方にある大学としてその地域(地方)にどのような役割を果たしていくか-地域での大学の役割は国公私で異なるのか、大学における「地域性」をどう捉えるのかなどについて各大学のトップのお考えを聞き、日常業務と往還させながら、これからの時代の地方大学の存在意義とはなにか、魅力ある大学とはどのように判断できるか、自分はなにをするかを考える機会にしたいと思います。
記
◆開催日
2022年07月16日
◆時間
14:00-17:00
◆会場
対面方式とZoomの併用
対面方式の会場:共愛学園前橋国際大学5号館 KYOAI COMMUNITY HALL
◆内容
テーマ「地方に大学は必要か」
鼎談
高崎健康福祉大学学長 石田朋靖氏
前橋工科大学学長 今村一之氏
共愛学園前橋国際大学・同短期大学部学長 大森昭生氏
(お名前の五十音順)
聞き手 青木加奈子(共愛学園前橋国際大学短期大学部)
◆申込み方法
以下のGoogleフォームで2022年7月11日(月)正午まで受付いたします。
(募集人員を超過した場合、期間内でも受付を終了することがございます。)
◆申込み先
https://forms.gle/VYkNNVqPoBXmMZ8U9
◆その他
・ZoomミーティングのURLなど参加に必要な情報は開催2日前までにメールでご案内します。
・氏名、所属部署、役職を参加者一覧として当日配布しますのでご承知おきください。
・感染拡大状況によりすべてZoomによる配信に変更することがあります。
・当日のプログラム内容は一部変更となる場合もあります。
・当日は対面会場の様子を録画させていただきます。
○新型コロナウイルス感染防止対策についてのお願い
(1) 本企画では、群馬県及び共愛学園前橋国際大学の方針に従い、会場にてコロナ感染防止対策を実施しております。ご参加の皆様には、マスクの着用、手指等のアルコール消毒、受付の検温等にご協力ください。
(2) 体温が37.5度を超える場合、体調がすぐれない場合は、ご来場をお控えください。ご体調がすぐれないと主催者が判断した場合は、ご入場をお控えいただく場合がありますので、予めご了解ください。
(3) 万が一、本企画にて感染者や濃厚接触者が発生した場合、ご入力いただいたメールアドレスにご連絡を差し上げますので、ご対応をお願いいたします。
問い合わせ先 高崎健康福祉大学 笠原 kasahara.tetsuya(at)juam.jp
◆添付ファイル
14069dcff99851e6513e1e7c4c5ac576.pdf
◆主催者
北関東・信越地区研究会