国際委員会IRRT主催 研究会開催のご案内(6/14@大阪大学東京オフィス&オンライン)

大学行政管理学会会員 各位

■配信者
国際委員会委員長 坂本 規孝

国際委員会IRRT主催 研究会の開催について(ご案内)
「オランダの事例を通して大学職員の専門性の高度化について考える~カリキュラムの国際化に大学職員はどのように関わるのか?~」

■主旨
高等教育における世界的な人材の流動は拡大を続けています。OECDの調査によると、コロナ禍を経た2018年から2022年の間に460万人もの学生が自国以外の場所で高等教育を受けています。一方で、実際に在学中に留学できる学生の数は限られています。これら両面を捉えると、キャンパスの国際化が大学における人材育成に果たす役割は大きいと考えられます。
現在までにカリキュラムの国際化の一環として、英語を中心とした外国語での授業提供は多くの大学で導入されています。しかし、その実施には分野ごとの認識の差、教務の対応、専門的な人材の雇用といった経済的負担など、大学経営において多面的な変化への対応が求められます。そして、職員にも既存の枠組みを超えた思考と実務が期待されるようになります。
日本では、カリキュラム作成は、教授会組織で行われ、職員が関わらないことが一般的ではないでしょうか。人材育成の基盤となる「よりよいカリキュラム」作成のために、大学の職員という立場から、どのように関わり、貢献できるのか等について、今回のテーマをとおして、皆様と考えたいと思います。他国の実例を知ることは、私たちが「当然」だと認識していることを、振り返ることのできる貴重な機会です。
本研究会には、オランダのグローニンゲン大学から、大学職員の身分を維持しながら、研究活動を実施し、2024年に「組織変革としてのカリキュラムの国際化」で博士号を取得されたフランカ・ヴァンデン・ヘンデ博士を招へいします。ヴァンデン・ヘンデ博士自身の研究成果についてお話いただくとともに、当研究および実務を通して得られた大学職員としてのカリキュラムの国際化への関わりについて、対話型で議論を進め、大学職員の専門性の高度化について検討します。

■開催日    2025年6月14日(土)14:00-16:00 ※対面・オンラインのハイブリッド

■会場      大阪大学東京オフィス  https://www.osaka-u.ac.jp/ja/schools/facilities/tokyo
           住所:東京都港区虎ノ門2-4-7 トライト(T-LITE)7階 およびZoom開催(ハイブリッド)

■定員      30名(対面)、無制限(オンライン)

■招へい講演者
グローニンゲン大学(オランダ)上級ポリシーアドバイザー兼研究者 フランカ・ヴァンデン・ヘンデ博士(対面参加)
Dr. Franka van den Hende, Senior policy advisor and researcher in internationalisation, diversity, and organisational change in higher education, Department of Strategy, Education, and Students & Centre for Transformative Education, University of Groningen, the Netherlands
プロフィールの詳細:https://www.rug.nl/staff/f.m.van.den.hende/

■タイムテーブル
英語資料を事前配布し、質問を事前に受け付けます(日本語でのご質問も歓迎いたします)。話題①~③は講演と質疑応答を合わせて各20分で、対話形式の進行を想定しています。なお、講演は英語で行われますが、適宜国際委員会 IRRTのメンバーが日本語で要約し、質疑応答においても日英言語の補助をいたします。
13:30-14:00 入室
14:00-14:05 開会挨拶 水野麻美 東北学院大学
14:05-14:15 本研究会における問題提起
14:15-14:20 講演者紹介および進行の説明
        水野麻美 東北学院大学 総務部
        佐藤琢磨 法政大学 研究開発センター
        岸本健司 宮崎国際大学 通信教育課程設置準備室
        大林小織 大阪大学 国際機構
14:20-14:40 話題①「なぜ、カリキュラムの国際化が必要か」+質疑応答
        進行:水野麻美・ 佐藤琢磨
14:40-15:00 話題②「カリキュラムの国際化が組織にもたらす変化」+質疑応答
         進行:佐藤琢磨・岸本健司
15:00-15:15 休憩
15:15-15:35 話題③「カリキュラムの国際化における職員の役割・関わり」+ 質疑応答
         進行:大林小織・水野麻美
15:35-15:55 全体討議
15:55-16:00 閉会の挨拶
16:00      終了
17:00-19:00 懇親会(会費・会場未定) 
※研究会終了後に招へい講演者を囲んで懇親会を開催する予定です。会費・会場は現時点では未定ですが、追ってお知らせいたしますので、ご参加希望の有無を申込フォームにてご回答ください(〆切6月6日(金)17:00)。なお、締切後の懇親会参加のキャンセルは返金ができない可能性があります。キャンセルされる場合はできるだけ早期に下記お問い合わせ先までお知らせください。

■申込方法     https://docs.google.com/forms/d/1s004LZ9NybFpM82vdUQ2ZRSmRiRxcusHEyBMJSW_NeM/edit
(締め切り:2025年6月9日(月) 17時(JST))

■問い合わせ    saori_obayashi.cgin(a)osaka-u.ac.jp / takuma.satoh.88(a)adm.hosei.ac.jp
※お手数ですが、上記2つのメールアドレスにご送付ください。 送付の際は、(a)を半角アットマークへ換えてください。

※本研究会はIRRTメンバーである大林小織の科研費研究課題(番号:24K06080)との共催であり、グローニンゲン大学および同科研費による助成を受けています。

以 上

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