■主催
NPO法人 学校経理研究会(JUAM後援)
■開催日時
2021(令和3)年8月19日(木)14:00~17:00
■開催場所
オンライン(YouTubeによるライブ配信)
ただし後援団体関係者のみ人数限定でライブ配信会場(ハリウッド大学院大学)で参加
■概要
2021(令和3)年8月19日(木)14:00より、東京・六本木ヒルズのハリウッド大学院大学において、NPO法人学校経理研究会によるセミナー「大学における攻めと守りのガバナンス」が開催されました。
新型コロナウイルス感染予防対策のためオンラインによるライブ配信形式で開催され、500名以上が視聴して大きな注目を集めました。
なお、JUAMはこのセミナーの後援団体であるため、高橋章建副会長、藤井哲彦事務局長の2名が配信会場で直接参加しました。
大学のガバナンス戦略が永続性・自律性・多様性等を担保したものとなるためにはどうしたらよいか、どうすれば大学を取り巻く社会の理解が得られるか、などについて、前半は有識者からそれぞれの立場から講演し、後半はパネルディスカッションによって議論しました。
パネルディスカッションでは、東京家政学院の吉武博通理事長が「職員が主体的、積極的に活動できる学校は改革が進む」と明言。大学が実効的なガバナンス戦略を描くうえで職員の位置付けが大きく左右するとの意見を学校法人の経営者の立場から提起されたのをはじめ、活発なディスカッションが展開されました。
実施されたプログラムは以下の通りです。
〔前半〕各講演
講演1「大学ガバナンス改革の近年の動向」
伯井美徳氏(文部科学省高等教育局長)
講演2「『東海国立大学機構』におけるガバナンスの課題と展望
―法人複数大学による新たな国立大学法人の取り組み―」
松尾清一氏(東海国立大学機構長、名古屋大学総長)
講演3「大学における攻めと守りのガバナンス」
境田正樹氏(TMI総合法律事務所弁護士、前東京大学理事、東北大学客員教授)
講演4「大学法人ガバナンスの要諦~守りのガバナンスを中心に~」
大河原遼平氏(TMI法律総合事務所弁護士、元文部科学省高等教育局私学部参事官付専門官)
〔後半〕パネルディスカッション
【パネラー】
柴山昌彦氏(衆議院議員、元文部科学大臣、自民党幹事長代理、弁護士)
伯井美徳氏
松尾清一氏
吉武博通氏(東京家政学院理事長、情報・システム研究機構監事)
境田正樹氏
大河原遼平氏
【モデレータ】
髙橋裕子氏(津田塾大学学長)
このほか、会場には遠藤利明氏(衆議院議員、元オリンピック・パラリンピック担当大臣、元自民党教育再生実行本部長)、藤原誠氏(文部科学事務次官)も来場しました。
関係者限定とはいえ対面式でのセミナーの参加機会はJUAMとしても久しぶりのことで、後援団体代表として参加した高橋副会長・藤井事務局長は講演者やパネリストを含む来場者の方々と、JUAM、及び全国各地で所属する大勢の大学職員のあり方について、貴重な意見交換などを行いました。