(関東地区研究会)2020年度 第2回関東地区研究会 開催報告

■テーマ:「『コロナ禍を越えて、未来へ向かう大学を考える』
           ~ 次世代を担う大学職員に向けて ~」

■開催日時:2020年12月5日(土) 13時50分~16時15分
      オンラインでのライブ開催
■参加人数:申込者計116名(会員割合49.2%)中、
      地域別内訳(多い順):関東地区55名(47.4%)、
      近畿地区26名(22.4%)、中国・四国地区12名
(10.3%)、九州・沖縄地区7名(6.0%)、
東北地区7名(6.0%)、中部・北陸地区6名(5.2%)、
東・信越地区2名(1.7%)、韓国1名(0.9%)
■概要
1. 開催経緯と実施概要
(開催の経緯)関東地区研究会では、JUAM初の公式オンライン研究会
を6月、8月に実施し、日本全国及び海外からも参加者を多く集め、
高評を得ることができた。このような経験を踏まえ、地理等の垣根を
超え、参加者が集い・繋がることが容易にできるオンライン研究会の
特性を活かし、若手育成・国際化といった越境をテーマとし、その
テーマに沿った三名を登壇者として招いた鼎談を企画した。既存の
常識にとらわれず、自ら能動的にキャリアを育んできた方々の視点
より、世代・地域・ジェンダーを越えたキャリアの経験談や、さらに
コロナ禍を迎えた大学の現在、未来への変革、そしてそれを支える
職員の活躍に向けた展望を伺った。

本研究会は、運営においても、越境して繋がることを念頭に、
中国・四国地区研究会及び研究研修委員会と協賛し、共同運営という
形をとった。研究会をまたいだリレー形式による企画の有機的な結び
つきにより、参加者の継続的な学びの実践・発展の場を築くことを
意図とした。
◆プログラム内容及び発表者
<プログラム>
I.はじめに- 本研究会の意義と期待:金田淳一
(大学行政管理学会会長・法政大学)

II.鼎談-「コロナ禍を越えて、未来へ向かう大学を考える
              ~ 次世代を担う大学職員に向けて ~」

【登壇者】
・塩川雅美-大阪市立大学 高等教育研究院 特任教授
・円谷 恵-国際基督教大学 理事、東京家政学院 理事
・福留園子-高知工科大学 総務部長

III.質疑応答(全体)・
グループに分かれ意見交換・感想の共有(グループ別)

IV.全体討議

V.終わりに- 研究研修委員会より:岸部委員長(明星大学)

2.実施状況
(研究会概要)
 まず鼎談の始めに、登壇者三名より各役職の観点を踏まえ、
大学職員としてのキャリアの概要や、職業観、そして今後の大学・
大学職員への課題と展望を発表いただいた。鼎談では、その内容を
踏まえ、共通部分を見出し、個々の内容をさらに発展させる議論が
展開された。地域を越えた三人の結びつきにより、参加者も全国より
116名もの大学職員・関係者が集う機会となった。また途中に、
グループ別の意見交換の時間を設けることで、受動的に話を聞くだけ
ではなく、自分で考え・発表する研鑚の場、所属機関を越えた人脈を
築く機会とすることができた。
 事後アンケートには、「登壇者よりたくさんのパワーをもらった」
「先輩方の経験に基づく話はとても興味深く、明日の自分の業務への
ヒントとなった」といった声が寄せられている。
今後も、関東地区研究会では、高等教育を支える実務者としての
視座に立ったテーマはもとより、若手・女性のキャリア育成にも着目
していきたいと考えている。

■関東地区研究会:代表者/学習院大学 宮澤文玄
        投稿者/白梅学園大学 佐藤和香・佐々木理葉

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