堀佑二
2020/12/27
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2020年度 大学改革研究会 関東支部
「OFF-JTのススメ ―大学職員としてネクスト時代を生き抜くために」
日 時:2020(令和2)年12月13日(日) 14:30~16:00
場 所:Google Meet(@juam.jp)
参加者:19名(パネリスト・企画運営者含む)
パネリスト:近藤 直幸(高千穂大学)
中川 雄太郎(東京都公立大学法人)
川口 理紗(東邦音楽大学)
進行:江尻 裕一(中央大学)
■企画概要
参加型パネルディスカッションとして、参加者と共に日々の業務とはまた異なった視点で、大学職員としてのスキルやキャリアの向上について考えることを目的とした。
また、今回はOFF-JTの手段として主に履修証明プログラムに焦点を当てつつ、様々な外部研修などを経験しているパネリストとの意見交換を通して、参加者の選択肢が増えるきっかけを創出することを企図した。
■企画内容
本企画では、オンラインでの開催であったが、できる限り講演者から参加者への一方通行の情報伝達に留まらない形を目指すこと、すなわち参加申込者への事前アンケートをふまえての話題展開やGoogle meet上でのチャットによる質問を受け付けるなどを行うことで、「参加型パネルディスカッション」を実施した。
最初に進行役から、本企画のテーマである「OFF-JTのススメ」について、なぜ大学職員にとってOFF-JTが重要なのかというきっかけの話題提供を行い、続いて研究会メンバーを中心とした3名のパネリストから各々の取り組み等を発表した。
パネリスト3名のうち2名は履修証明プログラムの修了者であり、大学院ではなく履修証明プログラムを選択した決め手や、それぞれのプログラムの特徴、履修中の苦労などについて発表した。1名は業務関連資格の取得とJUAMでの研究活動に取り組んでおり、かつそれらを普段の業務や所属大学の取り組みに還元している点から、OFF-JTの活かし方について発表した。
3名の発表を経て、事前アンケートや当日寄せられた質問に対して質疑応答を行い、OFF-JTに取り組むうえでのモチベーションの保ち方、周囲の学ばない職員にどう対応すべきか、等について意見交換を行った。
若手新人層を対象として開催したため、できるかぎり堅苦しくならないようパネリストが配慮し、等身大の職員としての悩みや想い、また通常業務やプライベートとの両立、受講費用の工面等も話題として取り入れるようにした。事後アンケートでは「自分も頑張ろうという気になれた」など、参加者にとってもOFF-JTが身近に感じられる機会になったのではないかと思われる。
末筆ながら、年末の多忙な時期に本企画へ参加いただいた方及び関係者の皆様に、厚く御礼申し上げる。