オンラインによる研究・実践交流会報告

■投稿者 杉原 明(工学院大学・オンラインによる研究・実践交流会 準備・実行委員長)

 9月6日(日)に「オンラインによる研究・実践交流会」を開催しました。参加申込は全国から273名(うち会員外95名)、当日は台風10号の影響もあり、およそ200名の実参加者となりました。

 本イベントは「研究集会」が新型コロナウイルスの影響で次年度に延期となったことを受け、急遽有志の実行委員を募り準備を進めたものです。
プログラムは講演・パネルディスカッション「アフターコロナ -変わりゆく大学-」(北陸大学 経済経営学部長 山本啓一氏ほか)、研究・事例発表(16件)、テーマ別実践交流会(12テーマ)、JUAM初心者・入会検討者向けプログラム「JUAMの歩き方」の4つで、従来の研究集会のプログラムを踏襲しながらも、それにとらわれない実験的な内容となりました。

 講演・パネルディスカッションでは、コロナ禍の大学をテーマに、民間企業の方もパネラーに招き、参加者からの質問をチャットで受ける双方向型としたことなど高い満足度を得ました。
研究・事例発表では、一部操作のトラブルで発表会開始が遅れる場面もあったものの、オンラインでも十分に発表が可能であることがうかがえました。
テーマ別実践交流会は、有志のパネラーにテーマ設定を全面的に委ねることで、従来の研究集会にはなかった新しい切り口の交流会を開催することができました。
初心者・入会検討者向けプログラムでは、アクティブに活動する中堅会員の生の声を入会検討者等に発信することができ、有意義な時間となりました。

 運営側もミーティングから当日も含め一度も集まることなくすべてをオンラインで実施しましましたが、これにより参加者のみならず運営にも地域差なく多くの方に関わっていただくことが可能となりました。ご協力いただいた委員のみなさまには改めて御礼申し上げます。
コロナ収束後もオンラインイベントへの一定のニーズは残ると考えられます。今回の経験を活かしてより満足度の高い研究、研修の場を提供できればと思います。

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