堀佑二
2020/01/26
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大学改革研究会ワークショップ
日時:2019(令和元)年12月22日(日)14:00~17:00
場所:関西大学梅田キャンパス
参加者:37名
タイトル:五藤勝三氏孫福賞受賞記念研究会「Society5.0時代の大学職員」
■内容
大学改革研究会OBでもある五藤勝三氏の孫福賞受賞を記念して研究会を開催した。五藤氏は学校法人関西大学職員として人事・研修制度の再構築などを手掛けられた傍ら、シニア産業カウンセラー、特定社会保険労務士の資格を取得、現在も社会の変化を見据えて研鑽を重ねておられる。本研究会では五藤氏のこれまでのキャリアについてお話いただき、それを踏まえて「Society5.0時代の大学はどのようなものか?」「その大学を構成する我々職員一人ひとりがどうあるべきか?」等について会場全体で学び合うことを目的とした。
第一部 孫福賞記念講演
五藤勝三氏からご自身の経験を踏まえ、今後の職員の在り方についてお話いただいた。
「常に現在地を確認する。立場に応じた役割を認識する。」「基礎のないところに応用はない。かっこいいことはすぐにできない。」「人の気持ちを慮ることは非常に大事である。喧嘩になるときは大概自身だけのあたりまえが引き起こす。」「焦るな!急がず、休まず、一歩一歩着実に。人生は急にパッと開けない。積み重ねが大事。」といったメッセージが随所に盛り込まれ、参加者一同大きな刺激を受けた時間となった。
第二部 ワークショップ
「Society5.0時代を生き抜く人材を育成する機関として大学にはどのような変化が起こるか」、「大学職員の仕事の在り方もどのように変わっていくか」等についてグループに分かれて意見交換を行った。「既にAIを活用している大学においては、事務作業が少なくなり、対面でなければ難しい相談や質問に応じる時間が増えている。」「人と人の調整能力はAIにはできないため、より重要性が増す。」「質問等にウェブ上で24時間対応可能となる。」等の発言があり、活発な意見交換の場となった。
※本会の内容をURL(https://youtu.be/w8xHYS2S38g)から視聴することが可能です。