受賞者
五藤 勝三 氏(学校法人 関西大学)
授与理由
五藤勝三氏は1998年入会以来、人事制度、職員の育成などの分野を中心に、研究集会、地区別研究会のみではなく、JUAM以外を含む様々な場において、豊富な業務経験と幅広い知見にもとづく研究成果を、研究発表、講演、執筆・投稿など幅広い活動により発表されてきた。これらは、大学職員の社会的評価の向上に大きく寄与するとともに、若手職員の指導、育成という点でも、多大な貢献をされている。特に学会誌への発表をもとに共同執筆された「大学職員のための人材育成のヒント」は、氏の研究を実践的かつ理論的にまとめた人材育成の教科書として高い評価を得ている。
温和な人柄で、常に学び向上しようとする姿勢をもつ氏は、多くの大学職員から慕われ、大学職員、JUAM会員にとってのロールモデル的存在でもある。
また学会運営にあっては、理事、常務理事、西日本事務局長を務められるなどJUAMの要職を担い、JUAMの発展に大きく寄与された。
こうした氏の業績は、孫福賞授与にふさわしいものと判断する。