新年のご挨拶

新年明あけましておめでとうございます。

グローバルな競争の下、いっそう多様性を増す社会において、国内では人口減少が喫緊の課題であり、中央教育審議会は答申「急速な少子化が進行する中での将来社会を見据えた高等教育の在り方について」をまとめようとしています。こうした背景から、日本の高等教育において、国公私立の区分を超え、さまざまな規模の大学が協力し合い、情報や経験を共有することの重要性が、これまで以上に高まっています。また、変化の激しい社会において、40年間あるいはそれより長い期間にわたって仕事を続けるには、知識や経験のアップデートやアンラーニングが重要です。

大学行政管理学会(JUAM: Japan Association of University Administrative Management)には、多様な背景を持ちながらも、高等教育の発展という同じ目標に向かう仲間が集まり、横断的な「職員」相互の啓発と研鑽を通じて、日常業務から大学経営に至るまで様々なレベルの課題を解決し、よりよい高等教育を実現することが期待されています。

このような時だからこそ、JUAMでは今、全国の会員が緊密に繋がり、組織基盤の強化・安定を図り、研究活動を活性化し、社会への発信力を強化しています。来る2026年の創立30周年の節目に向け、会員間の対話を深めて学会として着実に前進し、新たな取組に挑戦したいと考えます。

組織が活性化され成果を上げるためには、構成員の皆が「楽しい」と感じることが重要です。私たちには「楽しいは正義」という精神を持つことが許されています。もし今が楽しいと思える状況でなければそう思える未来をめざして、主体的にそして楽しく仕事に取り組むべきです。ポジティブな姿勢で私たちの職場を明るくし、この一年を共に乗り越えましょう。

最後に、皆様のご健康とご多幸、そして2025年が皆様にとり豊かな年でありますよう、心より祈念申し上げます。

本年も、本学会運営へのご協力をいただきますよう、お願い申し上げます。


大学行政管理学会
会長                                                 学校法人工学院大学        杉原 明
会長代行・副会長                           慶應義塾                          黒田 絵里香
副会長                                             京都文教学園                   村山 孝道
事務局長                                          国際基督教大学               橋本   明子

  • URLをコピーしました!