本会会員の倉部史記氏による書籍が刊行されますので、会員諸氏に紹介致します。
<書籍名>『大学職員のリアル-18歳人口激減で「人気職」はどうなる?』
https://amzn.to/3OLMJen
<書籍紹介より>
ウェブ上などで、大学職員は「年収一千万円以上で仕事も楽勝」と人気を集めている。だが、その実情を客観的に、一般の方々に対してまとめた情報は意外と少ない。私立大学の元職員である二人の著者が、学生や外部からは見えにくい組織の舞台裏を明かしつつ、18歳人口が激減する業界の将来不安、職員が抱えがちなキャリアの悩み、教員との微妙な関係性、そして高度専門職としてのモデルや熱い想いを伝える。それでも大学職員を志す人、続けていきたい人、辞めようかどうか迷っている職員のための必読書。
<内容>
まえがき――ネット上の噂は本当か?
1章 誤解されがち! 大学職員というお仕事
・「楽で稼げる仕事」?
・時代の変化、期待される役割の変化
・「学生と接する仕事」ばかりではない
・国立、公立、私立でこれだけ異なる
・小・中・高校の事務職員との違いは?
・職員と教員のすれ違い
・「大規模な難関校なら安泰」は本当か?
・国立大学職員の特殊な異動・昇進事情
コラム1 危ない情報源、信頼できる情報源
2章 少子化でも「食いっぱぐれない」仕事か?
・「大学は潰れない」は本当?
・18歳人口激減で、経営危機も
・進学率50%超の「誰もが大学で学べる社会」
・「第三の職種」IR、URAとは?
・あまりにローカルな日本の大学
コラム2 モデルとしてのアメリカの大学職員たち
3章 「大学業界らしさ」の良さ、悩ましさ
・ライバル校と協力!?
・「数字は追わなくてよい」は本当か?――要因① 非営利組織ゆえの困難
・ザ・お役所仕事――要因② 規定主義という足あし枷かせ
・「本当の上司」は誰だ?――要因③ 複雑なガバナンス
・「このままで良いのだろうか?」――キャリアへの尽きない悩み
・高度専門化に対応できるか?
・「転職したとして活躍できるか」という不安
・「大学アドミニストレーター」とは?
・中高年と若手、正規と非正規―職員間のギャップ
・「民間からの転職」と「たたき上げのプロパー」
・「本学の常識」は、他大の非常識
コラム3 大学職員による学会もある! プロを目指す人のためのさまざまな場
特別インタビュー 笠原喜明 大学行政管理学会 会長
4章 それでも大学職員になりたい人へ
・なぜ大学職員が人気になったのか
・噂の真相①――年収1000万は本当?
・噂の真相②――「楽な仕事」は本当?
・大学職員に向いている人、向いていない人
・現役職員がいま志望者へ伝えたいこと
・新卒採用試験・面接、知っておくべきポイント
・中途採用で、職員へ転職する方法
・大学改革人材として転職する方法
・「大学人」としてのアイデンティティ
コラム4 知られざる「中退」のリアル──指定校入学者の8割という例も!
5章 すごい職員はどこがすごいのか?
・教員ではなく、職員だからできること
・現役職員が明かす「やりがい」
・組織を動かせる職員、動かせない職員
・社会のために働くということ
・「辞めたい」と悩む人へのメッセージ
参考資料【大学職員のお仕事カタログ】
●教学部門の例●
教務/学生支援/学生相談(カウンセリング)/キャリアセンター(就職支援)/図書館、メディアセンター/入試広報、アドミッションセンター/国際教育、国際交流/地域連携/研究支援/教学IR/学長室
●法人部門の例●
広報(大学広報)/企画/総務・人事/財務・会計/管財・施設/情報システム
●少し特殊な例●
医療支援/附属校、附属校支援/寄付金事業/高大連携/箱根駅伝担当
あとがき――大学を動かすキーパーソンへ
以 上