3月11日の東日本大震災に際しましては、大島行政管理学会会長始め、会員の皆様方からご鄭重なるお見舞い及び励ましのお言葉を賜り、厚くお礼を申し上げます。皆様のご厚情に対し感謝の言葉もございません。
地震発生時は、日本大学経済学部13階の会議室において行政管理学会理事会がスタートしたばかりのときで、東北地区研究会の理事も同席しておりました。
強く長い揺れが収まり、1階に避難し、余震のなかで見た地元の津波の映像にただただ言葉もありませんでした。
5か月たった8月10日現在、宮城・岩手・福島の3県では死者15,623人、行方不明者4,740人、そして一万人を超える人が300箇所余りの避難所でいまだ暮らしております。
各大学は卒業式及び入学式を延期、あるいは中止し、教場確保のための復旧工事に全力をあげ、復旧工事の中、約1か月遅れで授業をスタートさせて おります。学事暦の変更、被災者への学費の免除、奨学金の給付、復旧のめどの立たないJR線の箇所へのバス運行等々、余震の続く中、多くの人々の助けを借 りながら復旧を進めていくことができました。
まだまだ、完全に復旧・復興を終えたわけではありません。まだまだ、皆様の支えを必要としております。お礼が遅れましたことをお詫びするとともに、今後ともよろしくご指導くださいますようお願い申し上げます。
東北地区研究会常任理事 斎藤英夫(東北学院)
東北地区研究会 理事 井上富美子(宮城学院)