■投稿者 :木村弘志 一橋大学
■開催日時:
第6回 2025年8月1日(金)19:30~21:00
第7回 2025年8月2日(土)15:00~16:30
■開催場所:オンライン
■参加者数:
第6回:14名(主催者1名含む)
第7回:5名(主催者1名含む)
■企画内容概要
【事前課題】
参加者には、大学事務職員が具体的な業務を遂行している様子を撮影した動画(5 種類×5 分程度)を、あらかじめ各自でご視聴いただき、動画内での職務遂行行動について評価していただきました。その後、評価結果と個人のご経験について、Google Formにてご回答いただきました。
【当日実施】
(第6回)
10分:主催者より企画・研究内容の説明・チーム分け
10分:ブレイクアウトルームにわかれて自己紹介・アイスブレイク
30分:個人の評価ワークを踏まえたグループ間でのディスカッション
グループワークでは、まずはそれぞれ自己紹介をいただきました。その後、各自の「評価の高い順番」「評価が高い対応の理由」「評価が低い対応の理由」について説明し、最後に「自身の評価基準」についての気づきをシェアしていただきました。ほかの方の説明を聞いている間は、自分になかった「評価の観点 ≒理由」をメモしていただきました。そして最後に、それらの異同についてディスカッションいただきました。
30分:グループワーク結果の全体共有・ディスカッション、企画者による全体まとめ
Q&Aやライブ投票・アンケートなどの機能を有するWebサービスのSlidoを活用し、参加者の皆さまからのコメントを収集・共有しました。また、昨年度に実施した過去の研究会・ワークショップの結果も適宜紹介いたしました。ディスカッションを通じて、およそ半分の参加者が、「自分にとってもっとも高評価であった行動が変化」したという結果が示すように、本研究会を通じて、評価基準の多様性や、状況によりそれらの重視度合いも異なることなどが実感できたのではないかと思います。
(第7回)
第7回では、グループ分けは行わずに全体でディスカッションを行い、昨年度に実施した過去の研究会・ワークショップの結果や、前日に行った第6回の参加者の結果も適宜紹介いたしました。
■振り返り
事前に1~2時間程度の予習を要求するという、なかなか参加ハードルの高い公開研究会でしたが、皆さま事前課題に取り組んでいただき、また、当日もオンラインながら活発なディスカッションが繰り広げられるなど、参加者に恵まれた研究会となりました。
本企画を通じて、さまざまな評価の観点があるのだということ、そうであるならば、きちんと評価期間が始まる前に、評価者と被評価者で、評価の観点についてすり合わせておかないと、評価結果の伝達時に不満が出たり、もめてしまったりするであろうことが実感できたかと考えております。
本研究会は、Slack やZoom を最大限活用することで、居住地域を超えて多様なメンバーが集い、お互いの活動を助け合えるように心がけています。ご興味・ご関心をお持ちの方は、ぜひご参加ください。
