大学行政管理学会会員 各位
■配信者
市ヶ谷オフィス
本会会員の西山昭彦氏が執筆した書籍が刊行されますので、会員諸氏に紹介致します。
<書籍名>
『明星大学生はうまくいく』PHP研究所、西山昭彦(明星大学特別顧問・客員教授、立命館大学客員教授)著、2025年12月9日発売
https://amzn.to/48lMksI
<書籍紹介>
前作『立命館がすごい』では大学関係者多数から職員力について高い評価をいただいたが、「うちはブランド大学ではないから。あまり参考にならなくて・・。」という声も聞こえてきた。
本作は、その声に応える普通の大学の挑戦事例である。
東京都日野市にある明星大学は、1964年に創立。学部は9学部1学環、学生数8582名。定員充足率111.2%、経営も黒字で、地域にしっかり根差している。
卒業生は人気企業や小・中・高の先生など多彩な道を歩み、多摩地域における社長輩出率は全大学の1位だ。ブランド大学でなくても、経営努力で成功は可能である。
では、その成功要因は何か。私は、一般的な組織のアウトプット=経営戦略×組織体制×構成員で考えている。
これを大学に置き換えると、①大学というビジネスモデルは一緒なので経営戦略面の差別化は限られる。ポイントは、結果としての学生の「在学中の成長値」(卒業時―入学時)が高いか。長期的には、卒業生の活躍度合いが指標になる。
②組織はほとんど一緒だが、経営陣は大きく異なる。オーナー、教員出身ケースがよく見られる。もちろん出自は問わないが、経営力があるかどうかだ。
③最後の構成員は、教員、職員が専門スキルと高い意欲で協働しながら最大の成果をあげているかどうかだ。それは①の結果につながる。
本書では、成功の仮説として、①③教職員の努力で、学生の「在学中の成長値」(卒業時―入学時)が大きい。社会に出た卒業生の活躍が顕著である(その指標として、経営者就任比率が高い)。②経営トップが経営に精通しているの3点を設定した。この仮説で現実を見ていった。
<目次>
1章 多方面で活躍する学生たち
スポーツ
海外留学・調査
小学校教員
国立大学院進学
人気企業に内定
西山就活ゼミの実績
高校進路指導担当教諭の声
2章 地域密着の強さ:卒業生には社長がいっぱい
社長になっている卒業生
社長の実態調査
起業家社長の実態調査
明星大学社長プロジェクト
東京都「大学発スタートアップ創出支援事業」採択と展開
社長輩出率1位の要因
3章 最強の経営トップ体制
吉田元一評議員議長(前理事長)
落合一泰理事長
冨樫伸学長
石森孝志同窓会長(前八王子市長)
終わりに
以 上
