「働き方」研究会 第10回公開研究会 開催報告

■投稿者 :木村弘志 一橋大学
■開催日時:2025年12月13日(土)15:00~18:00
■開催場所:新宿住友スカイルームRoom 8
■参加者数:9人

■企画趣旨
 本研究会は、大学行政管理学会第29回総会・研究集会における、「【13-1】業務知識獲得のための研修形式~「クイズ」を用いて2」をもとに、企画・問題を追加して実施するものです。
 本研究会では、①高等教育関係の各種用語を、「聞いたことがない」から「聞いたことはある」、そして「説明できる」に楽しく変えていく、②用語について他者に「説明する」という一種のプレゼンスキルを向上させる、③チームビルディングの達成、などを目的として開発された「クイズ研修」をご経験いただきます。事前に参考資料をお送りしますので、若手からベテランまで楽しんでいただくことが可能です。また、本WSを通じて参加者間での交流が深まるため、知り合いの輪を広げることもできます。(学会誌第24号掲載の「『クイズ』フォーマットを用いたSDプログラム ―業務知識の獲得を目的として」もご参照ください)。

■企画内容概要
「クイズ」を用いた大学職員向け研修は、2018年9月の JUAM 総会・研究集会ワークショップ「業務知識獲得のための研修形式~『クイズ』を用いて~」を最後に開催が途絶えていましたが、2025年9月の JUAM 総会・研究集会ワークショップにおいて、実に7年ぶりに実施されました。また、「大学職員クイズ大会」としては、2016年11月に JUAM 中部・北陸地区研究会、「大学人事」研究グループ、大学事務組織研究会の共催で開催されて以来、9年ぶりの開催となります。

 当日は、「高校生クイズ2001」優勝経験を持ち、長年クイズ研究会にて研鑽を積んできた企画者により、「四択クイズ」「近似値クイズ」「プレゼンテーションクイズ」など、複数の形式を組み合わせた企画が実施されました。それらの企画内では、高等教育業界に関する専門用語にとどまらず、一般常識やエンターテインメント分野の知識も含め、幅広い内容が出題されました。
 その中の一つである「プレゼンテーションクイズ」は、スクリーンに提示された高等教育業界の用語(例:「アイビーリーグ」)について、参加者が回答者に向けて説明を行い、その説明を手がかりに回答者が用語を推測して答えるという形式です。本形式は、上司や後輩、教員等に対して説明やレクチャーを行う際に求められる知識整理力や説明力の涵養につながる手法として、これまでにも複数回実施してきたものです。

 いずれの形式においても、参加者の積極的な関与と高い盛り上がりが見られましたが、特に早押し機を用いた早押しクイズでは、会場の一体感が一層高まりました。今回の参加者の中には、クイズアプリ「みんはや」のプレイヤーや、QuizKnockの動画視聴者など、いわゆる“野良クイズプレイヤー”も見受けられ、新たな才能の登場に会場が大いに沸きました。

 企画概要でも示したとおり、本企画は、以下のプロセスを通じて、高等教育業界に関する用語の理解と定着を促す研修形式として、一定の意義を有すると考えられます。
 事前アンケートを通じた用語の「予習①」
 →企画直前に配布した用語解説集による「予習②」
 →自身および他者の回答を通じた「復習」

 今後も機会があれば、さまざまな場において本企画を実施していきたいと考えております。ご関心をお持ちの方は、ぜひご参加いただけますと幸いです。

 なお、本研究会は、JSPS科研費25K17028の助成を受けて実施しました。

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