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ご案内

2010年7月吉日

大学行政管理学会 会員各位

大学行政管理学会
会長  大島 英穂

2010年度 定期総会・研究集会の開催について(ご案内)

 2010年度定期総会ならびに研究集会を下記の通り開催いたしますので、ご多用中のことと存じますが、万障をお繰り合わせのうえご参加いただきますようご案内申し上げます。

 14回目となる定期総会ならびに研究集会は、慣例に従い本年度は首都圏での開催となります。國學院大學に会場校の任をお引き受けいただき、9月4日(土)、5日(日)の両日、同大学渋谷キャンパスがその舞台となります。

 さて、2008年度に中央教育審議会から「学士課程教育の構築に向けて」が答申され、その後、大学分科会において中長期的な大学教育の在り方に関する審議が行われていることはご承知のとおりです。答申が「課程」に焦点をあてたことは、ユニバーサル・アクセス段階にある大学に対して、学士課程修了者に相応しい水準を保証することを求めているといえます。各大学が強化している初年次教育の充実や、中等教育との接続教育、さらにはリメディアル教育など、学士課程修了時には自律した人材として社会に輩出できるように様々な取り組みが進められています。

 このような状況は私たちの業務にも変化を生じさせています。例えば、補助金業務は経常費補助から競争的資金の確保の比重が高くなっています。また、インターンシップなど社会の中で学ぶスタイルの拡大は、事前・事後教育やコーディネートなど多岐に渡って学生と関わることが必要になっています。このように従来型業務も複雑化・高度化に対応することが求められています。さらに、コンプライアンスや情報公開、知的財産、資産運用など業務領域の拡大とともに、専門性も業務を遂行するうえでは必須になっています。業務の変化は教員との境界領域を柔軟化させており、教育・研究の質保証を進めるうえでは、これまで以上に教員・職員の協働が重要になっています。

 本年度の定期総会・研究集会は「高等教育の未来を拓く教職協働のあり方」をテーマに開催します。会員の皆様は、日常的には地区別研究会やテーマ別研究会を基礎に相互啓発と研鑽に励んでおられますが、年に1回の定期総会・研究集会は全国の会員が一堂に会して、その成果を共有する場となります。我が国の高等教育の発展のために、全国の大学職員の「学びと励ましのネットワーク」の強化にむけて、会員の皆様の積極的なご参加をお待ち申し上げております。